しばらく前から、ブログや一部の文章での一人称を「わたし」にし始めた。
以前は「私」や「うち」や「わたし」などいろいろ使っていた。
「うち」は今でも話し言葉の一人称でこれは話し言葉としては気に入っている。
話し言葉で「私」も使うけど、最近「私」を使わないと、と思うような場面はほとんどないので実質ほとんど使っていない。
書き言葉の「うち」は嫌いではないけどどうも座りが悪い。
「うち」で始まると文末まで全部方言に変えないと、という気分になったり、さやかて、変えたとこで、言いたいことが言えてるような気もせえへんねん。というか、言いたいというか書きたいわけやから、やっぱり書き言葉に方言は適さない。「うち」だけ残すと、そこだけ話し言葉が侵入してるような中途半端な気分になる。
「私」と「わたし」の違いはなんなのか、これはちょっと難しい。
書いているときの感覚が変わっていることに気づいた。
「私」からは線が広がる感じがあって、「わたし」からはぼんやりが広がる感じがある。
「ぼんやり」は空間と書こうかと思ったけどまだそこまで言えるほどのものではないぼんやり。「わたし」とまで言ったくせに、まだぼんやり。「私」は「私」と書いた瞬間、何か硬いものを構成したくなるような気分になる。
そんなことが一体どれくらいの影響があって、文章が実際変わっていくのかそこまではちょっとわからない。
とりあえず、わたしは「わたし」から始まる文章を楽しんでいる。
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