随分時間がかかったけどやっと読み終わった。
日本美術史の概説書は多分初めて読んだ。縄文時代から、
現代(千と千尋くらい)まで450ページほどで駆け抜ける本書は難しかった。
数行で時代背景を説明して、
そこから作品の解説をまた短い文章で説明していく。
時代とか作品のイメージがちゃんとわく前に、
次のページでは数十年時代が前に進む。
そして、また同じことが起こる。
時々、面白いと思えることもあるけど、
大概はよくわからないまま次の時代、次のトピックへ進んでいく。
説明自体が短いので、何度か読んでみたところで読みとく手がかりは少ない。
筆者の頭の流れをたどっていくというよりも、
時代の大きな出来事を飛び石をたどるように、
追っていくという感じだった。
読んでる時は、
これほんとに読んで意味あるのか、
読んでもなにもわかってないんじゃないかと思ったりもしたけど
全部読んでみると、
たどってきた飛び石の軌跡がうっすらと残っていて、
日本の美術、全然しらんなーというのがよくわかった。
今までは日本の美術史に関してうっすらとしたイメージすらなかったので、
これからまた作品を見ていくと、
うっすらとした線が少しづつはっきりしてくるかもしれない。
そう思えたので、強引に読んでよかったと思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿