『「読む・書く・残す」探求ゼミ 1DAY in まるネコ堂』を終えました。

2016年12月5日月曜日

催し 書くこと

『「読む・書く・残す」探求ゼミ 1DAY in まるネコ堂』を終えました。

案内を書く時点では、うまく言うことができなかったけど、今回どうしても開きたいと思ったきっかけにある読む会を開いたときに自分がこれからどのように読もうとしているのか話すのはめっちゃ難しい、というか振り絞ってもそんなものでてこなかったという経験があった。結局、このゼミの講師の隆の言葉を思い出して話をしたんやけど、それは自分の読んでいる感覚から言葉を見つけ、話してというのとは全然違っていた。

その時、自分の考えていることの中にぽっかり白い穴が空いた感じがし、そこにはなにもなかったから、もう一度”あの”ゼミでの隆の感じを聞きたい、そうしたら何かなるのではないか。読むとか書くとか見るとかいうことについてなんにもなくなってしまった感じがして、「なんか隆が足りない」と言っていた。

それから、考えていたことは読んだり、見たり、言葉にしたりということのことで、白い穴に少しずつ言葉が生まれてきつつある。

「言語空間」という言葉があり、隆もよく使うけれど、あまり気に留めたことがなかった。言葉を使っている限りこの言語の空間は現れるわけで、言葉で考えたり、言葉から何かを感じたり、言葉を発するわけだけど、この空間自体だとか、読むこと自体だとかについて話すことは結構難しいのかと思った。

昨日、”あの”ゼミでの隆の感じは、期待なんか跳ねのけて、大幅に更新されていた。
6か月前の「”あの”」感じはもう対象化されていて、もっと外からの視野として言語というものの話を聞いた。
正直、この更新には驚いた。

「足りない」という感覚は、昨日までにはなくなっていて、通称「書く講座」だけどやっぱり「ゼミ」だということを思っていた。自分の言葉に対する言葉を探している、自分が見ることということに対する言葉を探している。そういうことをしながら、書いたり、描いたりしようとしている。

このゼミめっちゃ面白い。すごい、「すごい」と思いながら時々悔しくなる。
めっちゃ面白がりながら、悔しがっている。
なんかこう書くと笑えてくる。

ほんとに昨日は読んだり、聞いたり面白かった。ありがとうございました。

第1期、第2期と続いてきたこのゼミ、第3期もうすぐ始まるようです。