「ただ読む」というところまで平野をぽてぽてと歩いていく。「読む・書く・残す探求ゼミ」感想。

2017年3月2日木曜日

催し 書くこと

先日2月25日は、「読む・書く・残す探求ゼミ第三期」。プレ講座から断続的に出て来たこの講座。講座最初の講師の話し、今までで一番変化して。ガラッと明るく、分かりやすかった。

同じことを話しているけれど、カメラ位置が違う。

編集ということをせざるを得ないときに、人の文章に手を入れるという戸惑い。そのことをダイレクトに扱い、だから「ただ読むんだ」ということを、スパッと説明してくれました。

彼は、「ただ読む」ということを編集の仕事をするために編み出したのではなく、それは彼にとって面白いことで、結果的に仕事で能力を発揮した。ということなんだろうなと思います。

以前は、彼の側から「ただ読む」ということへ近づく道を彼のあとについて、必死にたどっていくような気分でしたが、今回は自分の方まで来てくれて、自分のここから一緒に「ただ読む」というところで落ち合える、そんな気分です。

そして、そこに着いてしまえば、やっぱり編集とか関係なくて、面白い。

プレ講座が「じぶんの文章書くためのゼミ」というタイトルで、ずっと「文章を書く」人のための講座とイメージしてました。今更、編集をすることになり、どーしよって気分がある人にも面白いだろうと思いました。いわゆる仕事での即効性はないけど、「編集原論」みたいな感じ。

長いけどカラッとした、「どうやってはじまった?」(講座の歴史)が公式ホームページで更新されてます。