死んだからといっていないとは思わない。

2014年10月5日日曜日

死んだ後にまで迷惑をかけたくない。葬式は簡単に。焼かれるまでのことは自分で用意しとくわ。

そんなことを言われると、それはそれでありかもしれないと思っていた。
でも、考えてたら、そう言われることがとても悲しくて仕方ないんだと気づいて、そしたら泣いてしまっていた。

死んだからといって勝手にいなくならないでよ、と。
死んだからといって勝手に関係性を絶たないでよ、と。
あなたが死んでもあなたを知っている私はここにいるんだから、と思う。


年取って、できひんことがあっても迷惑かけたくない。

そう言われるとやっぱり寂しい。
私はここにいるんだけど、なんでいないことにして勝手に困ることに決めてるのよ、と。


私が寂しがりやなと思った。
「それはそれでありかもしれない」と思っていたときは素直になれてなかった。
「迷惑かけない」ということを正しいと思っていて、そのことに心が蝕まれていた。
そして、自分の頼りたいって気持ちも殺してきたんやろなと思う。


でも、死んで、その人がいなくなるって言ったらそれでほっとくのか。
ちょっと食い下がってみる。

死んだからといって、わたしはあなたがいないようには思わない。

そんな関わり方をもっとしっかりしていけるんじゃないか、生きているときと同じ関わりではないけど。