1年生きててくれてありがとう。

2015年3月17日火曜日

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箱の中のシロチビ。

散歩中、家の猫・チビにそっくりな猫がおどおどしながら歩いていた。「逃げたのか?」とびっくりして近寄ると違う猫だった。そのまま、卵自販機までドキドキしながら卵を買いに行き、家でチビの顔を見て安心した。

ドキドキしながら行ったのは去年のこの時期、卵自販機の前でチビ、シロと亡くなってしまったその兄弟を拾ったからだった。

チビ・シロたちは去年4月6日、寒波の日にカラスに突つつかれ大声で鳴いていたのを連れて帰った。へその緒もついたままのシラミまみれのネコたちの子育ては常に死と隣り合わせでしんどかった。1匹はミルクの誤飲が原因で亡くなった。激しくむせたあの時だったんだろうかと思う。もう1匹が死んだ理由ははよくわからない。

5月の半ばには随分落ち着いていただろうか。

当たり前だけど、夏の暑さも、冬の寒さもチビ・シロたちは初めてで、暑さ対策に腹を出して寝っころがっていた2人が、布団の中に潜り込むことを覚えた。

3月に入って、暖かい日に寒波の日が交じるようになると拾った日のことを思い出す。親と離ればなれになって、100gにも満たなかった2匹が春夏秋冬を乗り越えて生きてきたのかと思うと文句なしに嬉しい。

誕生日は「おめでとう」と祝うものと教わった気がするけど、その言葉がしっくりこない。


「ありがとう。」

これだと思う。
家に来てくれて。生きててくれて。
そして、連れて帰る決断をしたパートナーへも。

最近のシロ、チビ。