【CARAPACE】「手入れして経年変化を楽しむ。」を読んだ。かつての革への印象と変化。

2021年8月11日水曜日

CARAPACE

キャラペイスを初めてもうまる6年ほどが経つ。
革を扱いはじめてからだと、それ以上だ。だから革のことは随分わかってきたと思うし、印象も変わってきたんだと思う。

キャラペイスのホームページに「お手入れ」のページを作ってある。


手入れの方法というよりは「手入れ」や「使うということ」の考え方だ。

ホームページを作ったときには書いたからもう6年ほどは前になる。多分。
わたしは革を扱いはじめたとき「恐る恐る」使っていたことが書いてある。

今となってはびっくりするけれど、よく知らない素材で、しかも「手入れしましょう」ということがある程度前提とされている。
しかもざっと調べてもやり方はいろいろある。
困った。使いたいのになんだか手がでない。

考えたすえ当時結論している、
恐る恐る革を使っている。
手入れに振り回されているんじゃないかと思ったとき、
「長持ちさせたい」とは思いつつも、
そのカバンやスリッパを使いたいのは「今」だということに思い至りました。
多少の間違えはあるかもしれないし、多少のなにかはあるかもしれないけど、使っていって、「使うことをやろう」ということです。
手入れが完璧な革より長持ちしないかもしれませんが、使って楽しかった時間は確かだと今でも思います。

当時言えなかったけど、今言えることは、この革は結構丈夫。
水濡れや、なんかですぐにだめになってしまうなんてことはありません。
例えばベルトで3年ほど全くオイルの手入れしなかったという人でも、普通に使えてました。
(もちろん、手入れしている人のは比べるとしっとりと気持ちいい革になります。)

工房に来ていただいた方には、長く使ったものも見せる機会があるので、新品からどう変化していくか伝えることもできますが、HPなどではなかなかできていない。
最初はちょっとしたシミも気になるけど、変化の先が見えていると気にしなくていいんだとわかったりするのかなと思います。

なにかやっていこうと思います。