蕎麦を打ちに。(2) 蕎麦が打てて。

2015年10月13日火曜日

食べ物

今度、蕎麦を打ちに行きます。

蕎麦を打ちに。(1) なんで打てるようになったのか。


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 体や手の使い方が安定した。水の加減もそこそこ安定してつかめるようになった。定番の蕎麦粉も決まり、それなりにつながった蕎麦が打てるようになり満足した。もちろんあの蕎麦屋のように美味しく打てるわけではないけれど、自分で打つ蕎麦の理想くらいには到達した。蕎麦粉の値段も丁度よかったし、十分な道具も揃えていた。

 これだけ打てると嬉しくて、友人に会う度に蕎麦打ちの話をしていた時期があった。関西でうちの蕎麦より美味しい蕎麦は食べたことがない、と言っていたからべた褒めだ。関西でおいしいと言われる蕎麦屋にいったことはないけれど。

 よく友人と打っていた時期もあった。

 蕎麦を打ち始めてから気づいたことがいくつかあった。ひとつは、蕎麦が美味しく打てるのは冬場だということ。温度が低いので蕎麦粉の鮮度が保たれやすいのだろうか。茹でたあとに麺を締める水の冷たさはかなり味に影響するように思う。すぐに冷えるので麺の締りがいい。香りがいい。

 そして、自分で打つ蕎麦はかけ蕎麦にしたくない。茹でたあと一度水で締めた蕎麦を食べるのがざる蕎麦で、かけ蕎麦はもう一工程、再度温めるという作業が必要になる。そこで香りが激減してしまうように思う。


 最近は、蕎麦打ちを始めた当初のようには蕎麦を打たない。年に2-3度、定番の蕎麦粉を注文して打つ程度。その度に、数回打つ。細かい感覚を忘れているので半年くらい間が開くと、一回目は少し失敗する。きっと失敗というほどではないけど、満足できない。2-3度目に打ちたかったように打てるようになる。