催し

「日本国憲法をバカ丁寧に読む会」の2回目が終わって。

第1回目に前文を読み、第2回目に第1章天皇、第2章戦争の放棄を読んだ。 第11章まである憲法のまださわりと言ってもいいと思うけれど随分と憲法というものの見え方が変わる2回目だった。 憲法とか法律というものは、必要な該当箇所だけつまみ食いして読むものだと思っていた。例えば、ここ...

美術館・展示

人間が自分と関係なくある瞬間が好きだったのかもしれない。『メアリー・カサット展』京都国立近代美術館。

《母の愛撫》のポストカード。 先日、 メアリー・カサット展 に行ってきた。後半にあった《母の愛撫》という作品がよかった。 展示後半カサットは、近代における「聖母子像」の画家と紹介され、うちが見てもなんとなく聖書を思い出させるようなものが並んでいた。その流れの中にこの...

絵画

肖像画としての一遍聖絵。

肖像画(portrait)というもの歴史が気になって何か本がないかと調べたことがあるけれど、とくにめぼしい本は見つからず、諦めた記憶がある。肖像画というか、人間をどのように描くのかということについては、西洋の美術史上でも特筆されている作品はあると思うが、自分として流れを追うような...

短い感想。「ルネサンス 経験の条件」岡崎乾二郎著。

ルネサンスというもののイメージを初めて具体的にしてくれつつある本。ただ、この本の主眼はそのルネサンスというものがある程度わかり、ルネサンスに関して行われている議論もある程度理解し、そのうえで読んでいくことが前提とされるような岡崎氏のブランカッチ礼拝堂壁画の新解釈にあるよう...

絵画

前に絵のモデルをやったときのこと。

大学の時、美術の授業のモデルバイトを一度だけした。 自分自身も美術の学生だったから、そういう仕事あるのは知っていて2年か3年目のときに登録した。大半はヌードなんやけどなんか面白そうという勢いで。面接とか全くなくて、学部の秘書のおばちゃんにどの曜日のどの時間帯なら空いてるのって...