【CARAPACE】キャラペイスの場所 vol.4

2022年1月4日火曜日

CARAPACE



冬の展示会の様子。

vol.4 辛丑歳師走号


目次


1.冬の展示会やってよかったです。


2021年12月末に展示会をやり、小物類を新しく作りました。
正直言って、お知らせを出した11月末頃はまだ商品開発のはじめの段階という気分で、当日までになんとかなるのかという不安な気分で出発。普段は商品ができてからお知らせという形だったので全然違ったプロセスで展示会をやりました。

こんな形でも展示会をやろうと思ったのは、演劇の宣伝をする際に、チラシが刷られる頃はほとんどなにもできていない状態だ、という話を聞いたことがあるからなんですが、そういう物事のやり方もあるのだなと思って自分でも挑戦してみました。

結果的には、商品をある程度完成させることもでき、時間制限がある中で考えながらやることで商品開発をしていく自分なり新しいプロセスもつかんでいくことができたと思っています。今後の力にもなっていきそうです。

来てくださった方、気にかけてくださった方ありがとうございます。


2.「革との時間」に関して。

2020年12月にスリッパを買ってくれた方が、1年経ったと教えてくれました。

1年経ったと自分で気づいたとき、
「もっと時間が経った気がする」と思ったそうです。

2年とかそれくらい経った気分だそうで、たいがいのことは時間は早く感じるで長く感じるのは嬉しかったと。

月一程度でしっかり手入れをしている方なので、スリッパに意識を向ける回数は多かったと思います。それにこの革は変化するものなので、どうなるかなと楽しみに気にかけているし、変化自体が楽しみだから時間が経つもの嬉しい。

とてもざっくり言いますが、あるものを気にかける回数が多いと、その物との時間というのはそうでない物より長く感じられるんだそうです。
哲学的にそういう話があるそうですが、言われてみると体感的にそう思います。

もしも生きている時間を、生きている感覚を伸ばしたいなら、変化していく革や木製品、貫入(かんにゅう)のはいっていく陶器などを身の回りにいろいろ置いていると、その変化を感じることで日々を長く感じるようになるかもしれないとその話を聞いて思いました。

もちろん、物自体に興味もたないとそうはならないと思うのですが、そもそも興味が持てるようになる要素として変化するというのは割と重要なんじゃないかという気はしています。


3.キャラペイス動画


予告通りスリッパとベルトの糸の色選びに関して動画を作りました。
迷った方はご覧ください。

▶次回、動画予告。
年末年始、あまり考え事がすすんでおらずなのですが、うちで使っているオイルについて話してもいいのかなと思っています。

4.今月のキャラペイス記事一覧




ーーー
キャラペイスの場所一覧はこちら