芸術祭サイトに途中まで載せていた文章。
最終の案内文に書き換えたので途中のものはこちらに残すことに。
2022年9月ごろに書いたもの。
制作過程について
自分が住んでいる家のこと、近所のことを考えるようなことがしたい。それを、絵にしたい、絵にしようとすることで考えたいと思う。
わたしがほとんどの時間いる家という場所のことについて。
「アトリエが欲しい」と思っていた時期もあった。それは、自分のアトリエという絵を描くことに特化したしかも自分専用の場所というイメージだった。でも今の家は、絵も描ければ、ごはんも食べるし、たくさんの人が来てなにかをすることもあるし、誰かがふらっとよってくれたり、革製品も作るし、服も作るし、あらた(息子)が遊んでいるし、隆(夫)が対面やzoomで仕事をしている。特にどの部屋が何をするための部屋という取り決めもない。いろいろなことが起っている場所で、まだ起こりうる気分がある。
何故かこの感じを絵にしたいと思う。
自分がどんなことを面白いと思っていて、今後どうしていきたいが考えていくきっかけになるようなことができればと思っています。
第2子出産予定、どう制作するのかという道具のこと
2022年11月に第2子を出産予定。芸術祭の準備期間のほとんどはその子と過ごすことになる。隆にとっても状況はほぼ同じだけど、わたしの懸念はわたしの制作が今まで多くの道具に頼ってきたこと。
絵を描くことを今までの手慣れたやり方である「絵具を出して、描く」ということに限定してしまうと、まとまった時間はとりにくいのでできないことになってしまう。絵具のセッティングはそれなりに時間がかかり、片付けも必要だから難しい。なのでやれる方法を考えるということが、第3回芸術祭までの制作の楽しみの一つでもあるようになった。
今は、鉛筆などすぐに使えて、片付けられる道具を、と考えている。どんな絵を描きたくなるか、その辺とももちろん道具は密接に関わってくるので、その都度考えていきたい。
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