carapaceと「自分」がやるということ。

2016年10月10日月曜日

CARAPACE



トートのサイト用写真の撮影日程が近いので、最近は朝から夜遅くまで工房に缶詰。

Carapaceを始めたときと今とで作る感じも考えてることも変わってきたなと思ってました。

初めた当初は、「自分で作ってるんですか。すごいですね」という言葉にえらく反応してた気がして、一つには、やればやるほど自分が作っていないもののことに目がいくからだったと思う。

ああ、この革だって、この布だって、この糸だって、この道具だって自分で作ってなくて、作れもしないということがよくわかる。「自分で」ということはえらく少なくてということを説明したい気分になっていた。(そんなことはわかってて言ってくれてたのかもしれないけど。)

始める前は、やっぱり「自分が」やらなきゃ、みたいなことろにこだわるし、うちの場合は作家性みたいなところへの憧れもあるから、始める前と後とでのこういう仕事に関して持っていた言葉のイメージと実際に起こることの齟齬を噛み締めていた。

自分が中心のピラミッドを建てると思っていたのに、砂漠のひと砂になったという感じだったかもしれない。まわりのウネリの凄さに目がいっていた。

こういうことは、どんなことでも仕事にしてみれば起こることなのかもしれない。

今はまた、そういうことを考えている渦中にいるというよりは、それは土台になっていった感じがして、当初のように度々考えたりはしない。久々に思い出したので書き留めたくなった。

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あ、宣伝です。展示会やります。
carapace持ってるよ!という方も、まるネコ堂はよく行っているしという方もよかったら。革の手入れをゆっくりしてもらっても嬉しいし、たまにはcarapaceの話でも(別にそれ以外の話でも)しましょう。
carapaceの革以外の手入れをしてもらっても大丈夫です。苦手な革もありますが、なにかあればできるだけアドバイスします。

■10月28日~10月31日 Carapace工房にて「秋の展示会」

■11月23日 小さなピアノコンサートとcarapace展示会


お知らせ
carapaceのFacebookページもやってます。