描いて合評するデッサン会レポート10(2019/07/13開催分)

2019年7月13日土曜日

絵画

今日はかぼちゃとナスを描きました。
夏野菜です。この会を開くまでは思いもよらなかったんですが割と季節によって描きたいものが出てきます。

最初に、最近読んだ「石膏デッサンの100年」という本の話をしてからはじめました。本をきちっと紹介するというよりは、それを読んで考えたこととか面白かったこととか。デッサン会なんだから、話してなんかいずにガッツリ時間いっぱい描いたほうがいいのではないか、と時々思ったりもするんですが、面白いと思ったことを話したくなってしまったのでやっぱり話しました。

話した内容もここにさくっと書ければいいんですが、なかなかむずかしい。話すもの簡単にできなさそうだったので、事前にまとめて書いてみようとしたけど、メモ程度にするのが精一杯で文章にならず。絵について少し大きな文章を書いているので、ちょっと頑張ってそっちで書くかもしれません。というか、最近その文章も筆が止まっていたので、そろそろ書き進めようとこの難しさに直面していると思うようになりました。


【プログラム】
▶前半
・5分を3セット
・20分を1セット
・見る時間・合評

▶後半
・80分を1セット
・見る時間・合評

今日は前半の合評、結構びっくりしました。
コメントで「3枚目からかぼちゃをちゃんと描こうとした。質感、どうやった描けるかなとやってはる感じ」と。ほんとにまさにそういうことをやろうとしてました。

やろうとしてたことがそのまま伝わるのは嬉しい、と同時にそこまでドンピシャで言われるとコメントセンスに脱帽。

このところ質感を描くのって難しいなということをしばらく考えてたので、最初の5分のセッションを何度か繰り返すなかで、ここはしっかり質感を描くことをやっていこうと方向性を決めました。形は形でしっかり取ろうとすると難しいのですが、しっかり質感をとるというのはあんまりやって来なかったと思うので自分にとっては極めて難しい。

左・参加者の方。右・山根。(80分のセッション)

後半のセッションは80分といつもより時間を延ばしていたので、苦手な描き方をやって後半ヘロヘロになってました。長距離走ってもう最期は足が動かないっていう、ああいう感じ。全然思ったようには描けなかったし、質感にこだわった分、形もとれてないのですが、一歩々々試しながら描いたことにはそれなり満足で、試行のあとは伝わったようでした。

参加してくださった方のは、写真ではよくわからないのですが、かぼちゃの細かい表面の模様がところどころ描かれています。いきなり細部を見ていくというよりまずは大きく全体を捉えて描いていると思うのですが、ところどころ細かい部分に目線がいきます。わりとざっくりと描いているという印象があるなかで、細かい細部のラインがでてくるとちょっとはっとするところがあって、全体を大きく見つつ時には細部の細かさにも目を向けてぼちゃを描いたんだろうなということが自分にとっては新鮮でした。

次回は7月28日(日)13:30からです。
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