自分の文章を書くための通年講座 2019参加レポート3(第3回精読講座2019/05/18開催)

2019年5月20日月曜日

書くこと

今回は自分の文章を読んでもらったのではなく、他の参加者の方二人の文章を読んだ。
なんとなしの勢いで「レポート」っていうタイトルにしてしまったけど、なんというか感想。

自分の文章を書くための通年講座

読んでもらったときとは随分別の感じで、なに書こうかなーとなる。読んだ感想。

ひとつは妊娠に関する文章。これは結構読みにくかった。理由は、文章との相性もあるだろうけど、自分が妊娠したということや、それを文章にしたという経験がこの分野に関してこだわりを生んでいるからだと思う。だからフラットに読みにくいという感じがあって、だけどフラットに読みにくいなということを意識すればまだ、なんとかかんとかフラットに近づけるという感じで読んでいく。例えば自分個人の妊娠というところから、親たちみんなというあたりの一般性まで伸びていくような文章なので、「みんな」と言われると自分はそこから逃れたいような衝動にかられる。そこは、自分のことを直接言われているのではなく筆者がそう思ってるだけだ、と考えなおして読んでみた。最初はぎくしゃくしたけど、そうするとだいぶ普通によめて、文章のトーンとか、なんかおもしろく思える場所とかがちょっとずつ見えてきた。文章のもつ全体の明るさは、ちょっと参考にしてみようかと思ったりも。なかなかタイプが違うので、やろうとしても違う感じになると思うけど。

もう一方は、他の人の読んだ感想を聞いて、随分見え方が広がった感じがあった。文章そのものもなんかすごかったけど、作者の方が自分の文章を読まれた感想を聞いた後に言った言葉がすごかった。自分の文章を人に読んでもらった後、わたしだったら書いたものの内容の話をしてしまうところだけど、この人は読まれたということで起こってしまう現象、それは例えば、本人が意図した以上のことを読まれてしまうとか、書いてないことすら読み取られてしまうことがある、とかいろいろあるんだけど、その現象のすごさに言及する。読む、書く、文字に関してのその人の視界の広さというか、懐の深さみたいなものにちょっとぎょっとした。

読んだ文章はこちら。(第3回です)