頭の中のものを描いてみる。

2019年9月20日金曜日

絵画

8月の末の新月あたりから1日に5分は絵を描くというのをやってみている。次の新月までとにかくひと月やろうと。
描くということに対してどんな風にというのはとくに限定していなかったけど、実物を見て描くデッサンタイプの描き方が多かった。

それで実はしばらくすると飽きてきた。短時間のデッサンって意外とつまらない。つまらないんだってことがわかってきた。実物を見て、デッサン風に描くのであれば30分とか1時間とかそれ以上とか、じっくり見て、細部を詰めていく方が今の自分には楽しい。5分だけだとウォーミングアップだけして終わった感じになってしまう。

いや、もっと描いてもよかったんだけど。

でもなんでつまらないかなーと考えてたときに、隆にサルトルがイメージというものを現実と等価だと言おうとしていたようだ、という話を聞いて、実物を見ずに頭のなかにあるものを描いてみるということをやってみはじめた。

まだそうしはじめてから4日目だけど結構これが楽しい。楽しくなってきた。

最初はちょっとどうしていいのかわからなかったけど、とりあえず今興味があることを描こうと、頭の中の息子(新)を描こうとしている。頭のなかにあるからといって簡単に出せるわけでもなく、すぐに明確につかめるわけでもないので徐々にという感じだけど。

新はちょうど1歳をすぎたところで、自分の頭の中の1歳の新が絵に描ければおもしろいな、と考えた。それは現実の1歳の新そのものでもなく、他の人がみればそんなふうには見えない新かもしれないが、別にそれはそれでいい。ただ、自分が1歳の頃の新を見ていた感じがのこせればいい。そういうことを残すのは、描くのは、実物をデッサンしているだけでは難しいと思う。それに頭の中のものを何も見ずに書き続けるだけでもきっと難しい。

おもしろくなってきた。