「見せる収納」。展示期間中も、道具の収納場所は見え続けている。
vol.12 壬寅歳葉月号
目次
1.道具の整理を検討中。「見せる収納」からのシフト。
2.方針として、箱を作って収納。
3.「見せる収納」のよさ「箱収納」のハードル。
4.まずは手をつけてみる。
1.道具の整理を検討中。「見せる収納」からのシフト。
キャラペイスの道具収納は、確かかなり最初の頃から「見せる収納」として壁に掛けるなどした収納をメインにしてきた。
これは、2015年頃。
同じ頃。金具をかっこよく見せていた。
2018年に、息子が生まれてからは道具を触られるのは困るし、危ないしで、色々場所を変えてきたけれど、方針が変わることはなかった。
でも4歳になり、手の届く範囲が増えてきた。同年代やその兄弟年上の友達が来てくれることも増え、みんなそれなりの身長がある。刃物などを高所に収納するのも限界があるし興味を持って触ってしまうのも気になってきた。そして、地震の際に刃物が飛び出す危険性も考えるようになった。少し限界を感じている。
2.方針として、箱を作って収納。
ありがちな解決策だけど、箱を作ってそれに入れようと思っている。革で箱を作ることは以前からやってみたかった。
3.「見せる収納」のよさ「箱収納」のハードル。
ずっとやって来ただけあって「見せる収納」には大きな利点があるし、自分にはあっていると思う。「見せる収納」という方針をとることで自動的に発生する構造のようなものに大きく助けられてキャラペイスは収納や道具選びを進めてきた。この構造がなくなって、うまく道具マネージメントができるのか・・・「箱」へのシフトの前に、「見せる収納」の主なよさを書いておきたいと思う。
1.自分に見えているからゴチャゴチャになりにくい
キャラペイスの道具置き場はいつも見えている。もしゴチャゴチャになれば、当然ゴチャゴチャをそこを通る度に目にすることになる。なので、整理しようという気になりやすい。
それでも、なかなかできないこともあるけど、気にはかけているのでどう整理するのがいいだろうか、と考えている時間が結構長い。見えないところに収納すると、次に道具を使おうとするまでは忘れていられる。なので、ゴチャゴチャのままで何も考えもしないということが起こりやすい。
2.他人の目にも触れるという刺激
自分に見えるというとは当然お客さんも含め誰にでも見えるということ。
他人に見られることにはいろんな意味があると思う。
他人に見られることにはいろんな意味があると思う。
道具があるだけでたまたま訪れた人にもキャラペイスのことを知ってもらえる営業的効果もその一つ。
あと、どんな道具をどう扱っているかということは、自分のキャラペイスに対する価値観が現れている一面でもある。
カッターを使うのと革包丁を使うのとでは思想が異なるし、例えば同じ種類の道具でもどんなレベルのものを買って、どう使いこなしているのかで自分の価値観が見られていると思う。こういうのは見た人が意識的にはわからなかったとしても、なんとなく感じることだろう。
なので見せることで道具選びに関するいい緊張感をずっと得ていたし、こういうふうに意識的に思えるようになったこと自体が見せてきたことの成果だと思う。
3.(おまけ)誰にでも使ってもらいやすい
ちなみにまるネコ堂は全体的に「見せる収納」がメイン。
台所はこんな感じ。
台所はこんな感じ。
4.まずは手をつけてみる。
「見せる収納」の多大なる利点を感じつつも、箱の方向性で整理を進める予定。
実はこんなことを結構長いこと考えているが、なかなか手につかない。
実はこんなことを結構長いこと考えているが、なかなか手につかない。
やっかいだと思うことはきっとやった方がいい。
箱作り、収納用品づくりも革でやっていくつもりで、それはなにか楽しみだ。
多分全て箱収納にする必要もない。なにがうまくいって、なにがうまくいかないのか、見ていこうと思う。
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