手放すと決めたフィルムの現像セット。 「ご自由にお持ち下さい」と家の前に出してある。 |
「要らなかったら、使わなかったら手放せばいいのに」なんて言ってきたけれど、
自分でもなかなか手放せないものもある。
その一つ写真フィルムの現像セットを手放そうとこないだ決めた。
もともとパートナーのもので、存在を知ってからも一度も使ったことはなかった。
手放す提案はされていたけれど、「使うから」と一度私が差し止めたのだ。
現像は大学のときにやったことがあり、結構好きだった。
その時は暗室とか設備が整っていたんだけれど、ダークバックを使ったりすると家でもできるのかと思うとワクワクするところがあってやってみたくなっていた。
それから半年ほど。
やっぱり使っていない。
現像セットを見るたびにやろうかと思いながら別のことに手を付けていた。
「すごくやりたい訳ではないんだな。」
「他のことやってたほうがワクワクするな。」
そんなことを考えるようになった。
そして、何故か使わないことに罪悪感まで覚え始め、なんとか使わなければという気になることもあった。
この関係から手を切ろうとぼーっと考えていて、
やっと実行した。
やっぱり目の前にあるものに引きづられるなと思った。
なんとかがんばって使おうとしてしまう、もったいない精神はなかなか消えない。
ちょっと好きなことに近くて、しかも道具がそこそこいいとなかなか決心できない。
まだまだこういう事態に遭遇しそう。
だから、今回の決心は嬉しいものだった。
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