昨日は「無為の共同体」ゼミ。
やっぱり難解で、結構全力やけどなかなか歯が立たない。特に細部を読み込もうとすると無理がくる。最後の方で、この人の書き方は講演とかで聞けば分かった気になれるけど、読むと難しいんではと、隆が言う。
ゼミでは珍しく音読してみると、確かになんとなく分かった気になれた。しかも、わたしはどちらかというと音読苦手なのに、読みやすかったし、喜んで読んでしまった。
ゼミも終わってから話していて、ある内輪ギャグを思い出した。うちの猫のシロはやたら賢くて、思慮深く、干し椎茸を水で戻してしまうほどの変態。
「シロ以外、シロじゃない」
と、シロの声色(?)で喋るというギャグがある。
確かに、「こんなことシロ言いそうだなー」って思って面白い。
これは全然、「シロ以外、シロじゃない」という論理的事実を言いたいんじゃなくて、「シロってこんなこと言いそうよねー」って感じとか、「その論理無駄よねー」って感じを出したくて言っている。
「無為の共同体」。
哲学書だからガチガチに論理で読もうとしたけど、うまくいかない部分がでてくる。こんな感じで話し言葉的に読むと糸口があるのかもしれない。そんな、「読み方」みたいなとこに読む糸口があるなんて、結構びっくりしてる。まだそれからちゃんと読んでないからわかんないけど。
そして、「シロ以外、シロじゃない」ギャグは書くとやっぱぜんぜん違う。ほんとはもっと面白いのに!