「旧約聖書『創世記』ゼミ」をやります。

2017年7月18日火曜日

催し


聖書を読みたいと思ったそもそもの動機は美術や絵画への興味からです。美術館へ行ったりすれば目にする聖書の一節をモチーフにした作品、その影響を受けているとされる作品を見てきたけれど、実際作品として聖書を題材にするとはどういうことなのか、はっきりとわからず、もっと作品を見れるようになりたいと、聖書を読もうと思いました。

実際読んでみると、いろいろと意外で面白い。おそらく絵画などから膨らましていた、神や、聖書の世界のイメージと実際のテキストを読んでみたイメージは随分異なっていました。

今までは絵画の方からばかり聖書を見ていたけれど、これはまずは絵画のことは置いといて、この本を本として、何が書かれているのか、何を書こうとしたものなのか、しっかりと読んでみたい。宗教がどうとか、信じる信じないということも一旦置いておいて聖書というものを読んでみる。

『研究のためでもなく仕事のためでもなく「ただ読むこと」を通して本を体験します。』というのは、まるネコ堂ゼミをやっている大谷隆さんの言葉ですが、ものすごく私的な、研究に近い興味から出会った本でさえ、本を読むということはまずは自分の都合は置いといて「ただ読むこと」なんだな、と改めて思ったりしています。

読み終わったときに、どんなふうに美術と出会えるのか、今はまだしっかりとはわかりません。でも、ずっと持っていたわからなさは随分晴れている予感があります。一人で読んでみて、すでに面白いこと、わからないこと、いろいろあります。こうやって何人かの人と読んで、更に読み込み、自分では見えない部分もきっと見えてくるだろうと思うと、わくわくして、楽しみです。

聖書、といってもかなり膨大な量なので、まずは「創世記」です。

山根澪

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旧約聖書『創世記』ゼミ

日 時:8月20日(日)13:00-17:30頃
    ・第1セッション 13:00‐15:30 1~24章
    ・第2セッション 15:30‐17:30 25章~最後
内 容:各セッションのはじめにレジュメを持ってきた人がレジュメを読みます。
    そのあとはレジュメについて話したり、その他気になる部分を話したり自由です。
参加費:2500円
定 員:3人程度
場 所:SAKURAGAWA PIANO ROOM(大阪府大阪市)
   (地下鉄千日前線桜川駅すぐ、JR難波駅より徒歩5分程度)
   住所詳細は、以下よりお確かめください。
   http://yamamotoasuka38.wixsite.com/pianoroom/contact
申 込:mio.yamane@gmail.com(山根)までご連絡ください。
主 催:北村紗知子、山本明日香、山根澪

・参加者は本を読んできてください。
・どの訳でも大丈夫ですが、これから購入されるのであれば岩波文庫版( http://amzn.to/2tlImOL )をおすすめします。岩波文庫版では第1セッション「創造」~「イサクの嫁選び」、第2セッション「ケトラの子ら」~最後、です。
・参加者はセッションごとにレジュメ(A4、1‐2ページ程度)を提出できます。形式自由。

参考:
寄ってたかって本を読む。‐まるネコ堂ゼミ
http://marunekodosemi.blogspot.jp