新(あらた)のアトピーの治療が始まってからひと月半が経った。

2019年2月28日木曜日

子どもとの生活

新(あらた)のアトピーは痒みがないほどには薬でコントロールできている。

ただ順調に薬が減って、という状況にはまだなくぶり返しの湿疹がでるたびに気持ちが挫かれながら薬を塗り足す。今のクリニックに行き始めた最初に比べたら薬は減っている。だからもしかしたら、概ね順調なのかもしれない、そんなに悪くないのかもしれないが、やはりもっともっと、と思うので自分が順調と口にするほどにはなっていない。

アトピーだと言うと、何度か言われたことがある、
「でもきれいな顔してるじゃないですか」
「大丈夫ですよ」
「見ただけでわからないよ」と。

薬が効くことはもちろんよいことだとは思う。
でも、ぶり返しが続く中で、毎日薬を塗っての状況を見てそう言われても、なんだか何か伝わってないような気になる。

診断がつく前の新の激しい痒みや、なんだかどうなっていくのかわからない不安はもうない。季節が変わりつつある今、その頃を思い出すと冬の寒い空気感とともに閉塞感がある。閉塞感というのはどうしようもない状況を後から振り返ったときに感じるものなのかもしれない。今の時間もまた、いつか振り返ると閉塞感の中にあるのかもしれない。

毎日、薬を塗ることに、薬の香りに少しづつ消耗している。

と、そこまで全面的に深刻な毎日を送っているわけではないけど、ずーっと流れ続けている不安としてはある。