先週、『言語にとって美とはなにか』ゼミへの初めての申込みがあった。
メッセージを見てじんわりと涙が出てきてしまった。とてもありがたいことだった。
その後一人増えて今2人の参加申込みをいただいている。
今年の春頃までは隆がやろうとしていたゼミだった。何度も読んでいるがまだ読んで面白いと思うと言っていた。だからそれはきっとやれば面白いだろうと聞いていたし、やればいいと思っていた。
春先からわたしは絵のことを話す度に、「言語にとって美とはなにか」を参照していた。「結局、吉本の話をしてしまう。」「表現のことを考えると、そのことにすごく影響されている。」
そんなことを何度が話すうちに、わたしがゼミをやればいいのではないかと提案された。
「いや、別に誰がやってもいいのだけど、誰かこのゼミはやればいいと思っている。この本を読むのはいい。」
ゼミをやるほどに真剣に読むのは面白いかもしれない。しばらくして思った。そういえば、ゼミを一人で主催するのは初めて。隆が主催すれば人が来るだろうけど、わたしがしても来ないかもしれないと言うと、来なかったら来なかったで読めばいいだけだと言われた。
そうか、来なかったら来なかったで一人で読むくらいの本じゃないとゼミなんて開けない。スケジュールを組んで、自分が読んでいるところを想像してみる。今回は、吉本の引用文献をなるだけ読んでみよう。買える本は買って棚に並べよう。そういうことが楽しみになってきた。
そんなことをしているうちに、人が来てくれればとても嬉しいという気持ちも大きくなっていったのかもしれない。自分が力をかけている場所にひとがきてくれることはうれしいことなんだと思う。
参加者募集しています。
第1回は2020年10月24日(土)。単発参加も可能です。
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