5月21日開催。言語美ゼミ第3シリーズ第8回。

2021年5月22日土曜日

言語美ゼミ第3シリーズ

開催前、久々にゼミサイトを見ると前回の開催報告がなかった。
びっくりした。確か前日に緊急事態宣言の発令が決まり、まるネコ堂芸術祭をどうするか、ちょうど対応を考えている中での開催で報告にまで頭がまわっていなかったことに今気づいた。

今回は、そのときに比べると余裕があって、毎回録画しているzoomの画像を短く編集し、公開しようかとまで考えている。編集はこれからだけど。

今回は、「第Ⅴ章 構成論 第Ⅰ部 詩」。
本のⅡに入った。文庫本は2冊組なので下巻といってもいいかもしれない。

なんども読んでいる本なのに、本Ⅱではいったいなにが始まるのかとワクワクした。

本Ⅰでも相当なことをやってきた気分だったが、構成論に入ってしょっぱなから思ったのは、やっと芸術としての言語を扱うということだ。前回までも、そのように思うところがあったが、ここまで来てみるとその手前、より言語そのものについて、だったことがわかる。
それに伴って吉本がなにを芸術と考えているか、そのことの輪郭が前回よりも鮮明に見えてくる。

レジュメは、今回ももうちょっとなんとかできればと思った。
最近少し不調気味だ。

本を読んでいるのはすごく面白かった。それがそのように書ければ、まずはそれが一番いいと思う。
それをそのままつかむのがなかなか難しく、本のワクワクそのままではなく、自分にとって前から重要だったこと、前からわかっていたことを書いたんではないかという気がしている。上手く書けなくても、なにかそれそのものに近いものを書きたい。

そういうことも、考えさせられるゼミだった。

次回は「第Ⅴ章 構成論 第Ⅱ部 物語」。
次回も楽しみです。

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 ■ 大谷美緒の催し&お知らせ ■
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◯6月17日~6月21日 言葉の表出、夏合宿2021

◯開催中(単発参加可能):吉本隆明『言語にとって美とはなにか』ゼミ第3シリーズ 全13回


◯革と帆布のキャラペイスー大谷隆と共同運営

◯2019年6月1日発行雑誌「言語6」に寄稿文が掲載されました。