保育園には大きなプールと共に「セメントプール」と呼ばれるものがあって、それはプール開きの前の早い時期から水遊びに使われる。通常セメントを混ぜるために使われる「トロ舟」という名前の物で、これに水を入れてみんなで入って遊んだり、ダンゴムシを集めてきて入れていたりもする。
今年は、友達がちょくちょく来てくれたこともあってか、新のプール好きが加速したこともあってかプールがあった方がいいような気になってきた。
しかし、それでもビニールプールを買う気にはなれず思い出したのが「セメントプール」だ。
プール用の道具であるはずのビニールプールを買う気になれないのはどうしてか。
ビニールプールのそもそもの生い先の短さのような気がする。
今買ったとしてお腹の子が小学校に上がるくらいまで毎年ガンガン使えるのか。ちゃんと探せば丈夫ないいものもあるのかもしれないが、通常程度のものだと気を使って使わないと途中で穴が開いてもおかしくない。
更に、ビニールプールがプールとして以外の用途に適しているとはあまり思えない。
使わなくなったときに誰かにあげても構わないけど、やっぱりそもそも丈夫さを想定したものと思えないので、あげたいものかと考えてもそうも思えず、長期保管するとビニールの性質上すぐにダメになるだろうからきっと破棄を選ぶ。
トロ舟なら買おうと思えたのは、保育園で使っているからというのは大きい。
初夏から秋、大勢の子供たちが毎日のようにガンガン使っても簡単に壊れる様子がない。
毎年買い換えているという様子もない。
業務に耐えうる耐久性を目の当たりにしている。
日々の使用で、砂利の上では使えないとかそういうことは気にせず遊んでもらえる。
うちでの使用で気に掛けるとすれば使わないときに直射日光にあてないこと。プラスチックの劣化を防げば長持ちする。
実際に使うかどうかは置いといて、家庭菜園の土いじりや他の用途にも普通に使えるし、万が一、うちで使わなくなったとしてもトロ舟がものとしていいものだとということ自体は変わらずにあるように思える。
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