ゼミで読んだ『日本・現代・美術』(椹木野衣著)の「近代人の特徴は、とぼとぼと歩くことである。」[171]という一節が気に入っている。とぼとぼという響きが好きなんだろう。その「とぼとぼ」とどれだけ関係があるかわからないけど、とぼとぼ話すことについて書いておきたいなと思った。
最近とぼとぼと話すことを聞いてくれる人たちに恵まれている。
とぼとぼ話すというのは、何かを初めて話そうと試みているときに、迷いながら、言葉を失いながら沈黙とともに話すようなときだったり、本当に思っていることをゆっくりと時には恐れながら搾り出すように話すときだったり、そんなときかなと思う。
失った言葉を勝手に代弁することもなく、恐れから引き剥がそうとするでもなく聞く人たちがいる。
そういうふうに聞かれるのは心地良い、とわかった。
最近とぼとぼと話すことを聞いてくれる人たちに恵まれている。
とぼとぼ話すというのは、何かを初めて話そうと試みているときに、迷いながら、言葉を失いながら沈黙とともに話すようなときだったり、本当に思っていることをゆっくりと時には恐れながら搾り出すように話すときだったり、そんなときかなと思う。
失った言葉を勝手に代弁することもなく、恐れから引き剥がそうとするでもなく聞く人たちがいる。
そういうふうに聞かれるのは心地良い、とわかった。
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