芸術祭まであと167日。
紙をパネルの裏側まで巻いて、後ろ側で水張りテープで留めている。
表面だけでなく、側面も紙で覆われた状態になっている。
展示できそうなくらいの見栄えにはなったので、この形式で一応大丈夫そう。
最近は、CARAPACEの制作もよくやっている。
CARAPACEは革製品で、立体だ。
絵は当然平面だ。
CARAPACEでどんなものを作りたいか考えるときに、アイデアスケッチをする。
もちろん平面だ。それを、実際に形作っていくときには平面では予測できなかった類の不具合や、上手くいかなさが出てきたりする。当たり前に、紙の上通りの話にはならない。(この辺は、経験をもっと積んでいけばアイデアスケッチの段階で予測できることが増えるので、解消の方向にすすむと思う。でも、どんどん以前はできなかったことをやり続けられれば、予測不可能な範囲はいつもあるはず。)
絵は、現実への自分の認識を、わざわざ平面に閉じ込めるということをしている。立体的な世界を、立体的な世界への認識を、わざわざ平面に描く。
だからなんだと言われると、この行き来みたいなものが面白いということ以上に今は言えそうにない。
なにか関係がありそうなことのように思うが、今のところわからない。
ちょっと別の話をすると、芸術において「関係」というのは、重要なことだと思えてきた。
それはすでに、一般的に「関係がある」とみなされていることを、「関係がある」と再度提示することではなく、一般的には「関係が明白ではない、あるいは、関係ない」とみなされていることであっても自分にとって重要な関係が見いだせるなら、それを関係させるということだ。
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