【CARAPACE】キャラペイスの場所 vol.3

2021年11月30日火曜日

CARAPACE


冬の展示会に向けて作っている万年筆ホルダー。

vol.3 辛丑歳霜月号

目次


1.季節と革ー夏は革には厳しかった?

今の季節になってわかってきた夏の振り返りです。
日本の夏は革には厳しいなというのは、気温と湿度でカビが生えやすいみたいなことだけを考えていたのですが、それ以外にもある感じがしてきました。
革のショルダーは暑い時期は、雨にあたるとその後すぐにオイルを入れたくなるくらいカサカサで、実際オイルを入れていたんですが、今になると多少雨にふられても別に入れなくてもという感じ。暑さの厳しさなのかな。その辺り、来年も見ていきたいなと思います。

2.キャラペイス動画

革の経年変化を紹介しました。新品の商品や自分たちが使ってきたものを紹介してます。

毎回動画を撮影するととても色々考えさせられます。
変化っておもしろいと思ってたんですが、それがなんでかというとすぐに上手く言葉にならず・・・でも動画でしゃべっています。

【CARAPACE】キャラペイスの革の経年変化を紹介。



▶次回、動画予告。
スリッパとベルトは糸の色を7色から選んでもらって作ります。
時々迷った方から、どれがいいかとお問い合わせいただくので簡単に選び方のヒントを説明したいと思います。

3.革の複雑性

動画を作ったり、こうやって文章を書いたりしていて「革」と一口に言っても複雑だなと思うようになりました。前から、ものとしてそういうものだとはわかっていましたが、なにか動画や文章で説明しようとすると、「複雑だよ」ということの説明からしていかないといけないという気になったり、複雑なものの場合分けを全部して説明しないといけない気になったり、複雑であるが故になんだか長い説明になってしまいます。

いつも動画を作るときは「革のていれ」「革の洗い方」ではなく「キャラペイスの革の〇〇」とつけているのもそいいう理由で、いろんな革があるのでそれぞれ違うけれど、とりあえず「キャラペイスで使っている革」に関してはこんな感じだよという限定の意味があります。

前回の動画を作る時にものすごい場合分けにおちいってしましました。「水がついたときに、どの跡ってどう残るのか、どういう原理で残るのか」というテストの動画を作ろうとしてました。
それがほんとに複雑で、新しい革、使った革、オイルを入れた革などそれぞれ違う上に組み合わせもできるので膨大なことに・・・。

それで正直言って楽しくなかったので、その点に関してはどうしようかなと思っていて、今のところ、複雑さの根源といったら大げさですが、「そもそも革ってどんなものなの?」とか「ヌメ革ってなに?」「オイルってなにをしてるの?」とかそういったことをもうちょっと自分でも考えつつ書いていけたらいいのではないかと思ってます。

一方で、複雑さは面白さでもあるように思っています。
しかし、これがなんで面白いのというのはすぐに言葉にするのがちょっと難しくゆっくり考えていきたいと思います。


4.冬の展示会2021やります&instagramはじめました。

冬の展示会、12月19日(日)〜12月21日(火)にやります。
詳しくはサイトを御覧ください。
いつもは準備万端にしてから、告知するのですが、今回まだ必死に作っています。
やりなれない方法をとりましたがどうなるか。時間がないと焦ってしまうところがあるので、丁寧にひとつづつと思ってやってます。

小物をいろいろ作っています。受注生産ではなく当日買っていただけます。
大きなものと違って1ミリ、2ミリの型紙の調整が大きく効いてきます。
デザインの繊細さも大きいものとは違い、面白く作っています。

今になってinstagramはじめました。
今は、革のコースターの変化を頻繁に投稿しています。
是非是非フォローお願いします。

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