金継ぎ。初めての小さな欠けとヒビの修理がひと段落。

2022年10月7日金曜日

まるネコ堂

まるネコ堂のinstagaramでぼちぼち投稿してましたが、初めて修理があと乾燥を残すところというところまでやってきました。






見た通り銀継ぎになりました。
金は今の自分には予算オーバーです。もう少しやってから再度購入を検討したいと思います。


銀粉蒔きも思ったようにうまくいかずでしたが、そもそも最初からわからないことの連続。

今回は、「はじめての金継ぎ」という書籍と「金継ぎ図書館」というサイトを参考に作業をすすめましたが、読んだからと言って確信をもって作業できるわけがなく、「漆を薄く塗れ」と書いてあったところで、「どれくらいが薄いのか?」と思いながら試行錯誤。
「8時間以上乾かす」とあるから「まる一日経ったし大丈夫やと思うけど、ほんとに大丈夫?」とか。頭いっぱいになって作業手順ちょっと飛ばしたことに後で気づいたり、とか。いちいちそんな感じでした。

あと気になったのは、漆かぶれ。
帰ってきて新がかぶれたらどうしよう、とかぶれ防止策に気を使いまくり。
やってみて今のところ誰にもかぶれは見られず、今の家族はとりあえずひどい漆かぶれはないようなので安心しました。

慣れてしまえば大したことがないであろうことに悩まされまくって進みました。
道具も途中で、竹のへらを自分で作ったり、予算があればこれが欲しいとか考えつつ。

こういうのが自分でやる面白さやなと思うし、ワークショップに行くと知識のある人の隣で不安なく作業できる反面、こういう経験がなくなってしまうのかと思うと、それがとてももったいないと思いました。

あと、家でずっとやっていけることにしたいので、毎回作業空間としての家との関りも考えることができます。どの部屋でやるのがいいのか?とか、道具はどこに置こう?とか。いろいろ考えることがあります。


まだ乾燥を残しているので使用に耐えれるものになったのか未確認です。どこか大失敗の可能性を残しつつですが、とりあえず銀が蒔けて嬉しいです。
乾くのはあと10日ほどかかります。

このコップの乾燥を待つ間に、割れの修理で乾燥待ちしていたコップが乾きそうなので、次はそれにとりかかれると思います。