【ミシンの日】辛丑歳睦月。

2021年2月9日火曜日

CARAPACE

新月の頃に、ミシンの手入れをすることにして「ミシンの日」とよんでいる。

今月は、新月より少し早くやってしまった。昨日と今日だ。
まるネコ堂別館2階の帆布カーテンを作ろうろしていた。
カーテンを取り付ける準備ができたタイミングでそれを作ることで、今月のミシンの日とした。

昨日の午後はじめてまだ終わっていないので2日に渡った。

ロックミシンはカーテンづくりでは出番がないので動作確認をして、掃除を簡単に済ませた。
本縫いの工業用ミシンは、いつもの調子で安心した。

ロックミシンは、家庭用を買ってしまっているのだけど、こうやって工業用ミシンを買って使って何年も経つと、家庭用ミシンなんか買わない方がよいと思うようになった。

家庭用ミシンを久々に使わせてもらっときに、本当に使いにくくてびっくりした。
家庭用ミシンを買うくらいだったら、手縫いを極めた方がよっぽどいい。
手縫いは極められるけど、家庭用ミシンはいくら頑張っても使いにくい。

キャラペイスの商品は、一番最初のリュックだけ家庭用ロックミシンを使っている。
販売していくうちに、このままでよいように思えなくなって、次の商品からロックミシンを使わなくて作れる方法を考えた。
ロックミシンは帆布の端の処理に使う。家庭用のミシンでの縫製度合いの問題点に加えて、もっとよい端の処理の方法があると考えたからだった。それは帆布のショルダーで実現した。
工業用ロックミシンを買うという手ももちろんあったけど、わたしがそこまでミシン好きでなかったというのもこの選択には影響している。結局ミシンのていれといっても未だに大したことができない。

ミシンを使って事業をやるということは、ミシンをある程度は整備できる、好きで整備できるということがセットだということに途中で気づいた。ミシンを使うのが好きというだけではできないし、使うということにどうしても整備そのものが入ってきて分離できない。

そういうのがわかってくることは面白いことで、そういうことも含めながらものを作っている。

■過去のミシンの日。


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 ■ 大谷美緒の催し&お知らせ ■
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◯2021年1月-2月 大谷美緒絵画展示『1歳』

◯開催中(単発参加可能):吉本隆明『言語にとって美とはなにか』ゼミ第3シリーズ 全13回

◯第1回まるネコ堂芸術祭準備中

◯革と帆布のキャラペイスー大谷隆と共同運営

◯2019年6月1日発行雑誌「言語6」に寄稿文が掲載されました。