暦の上ではディセンバー。旧暦なら一昨日から。

2021年1月15日金曜日

まるネコ堂

去年の夏頃から 月刊まるネコ堂というはがき通信を作っている。
発行日が新暦ではなく、旧暦のついたち。新月の日だ。

当然のように発刊から旧暦を意識するようになった。
旧暦では1月13日からやっと師走。
師走号を出して、「暦の上ではディセンバー」を思い出していた。
朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌だ。

思い出して、それがなんなのかと言われれば、ちょっと困るけれど、新暦で師走になっても思い出さなかったのに今になって思い出していた。

「暦の上ではディセンバー」の暦は新暦だろうけど。

暦は長い間、新暦しか馴染みがなかったけれど、こうやって旧暦に親しんでみたり、2年ほど前からは地球暦というカレンダーを教えてもらって家に飾っている。

時間の捉え方が変わってきて面白い。
どう変わったのかは難しいけれど、一つしか知らなかったときより好き勝手できるようになった。

例えば、新暦のグレゴリオ暦のカレンダーを見ているとどうしても土曜日曜になにかがある気になる。ざっくり行ってしまうとイベントは土日に、休みは土日にという気分だ。
旧暦では土日という概念はない(多分)。それよりも月の満ち欠けが大事だから、新月や満月に意味を感じる。土日を意識するだけの生活ではなく、新月・満月を意識する生活がはじまる。

別に土日を大事に考えてもいいのだけど、それだけではない視点ができてきて、自分のやりやすい方を選べるし、自分が物事をやっていきやすい時間の感覚そのものを考えることができる。


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 ■ 大谷美緒の催し&お知らせ ■
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◯2021年1月-2月 大谷美緒絵画展示『1歳』

◯開催中(単発参加可能):吉本隆明『言語にとって美とはなにか』ゼミ第3シリーズ 全13回

◯第1回まるネコ堂芸術祭出展者募集中

2019年6月1日発行雑誌「言語6」に寄稿文が掲載されました。