2019年夏にヒノキのまな板を買った。
その前のまな板はボロボロになり、もう削り直しに出す気にもなれない。
これから使っていきたいものを探そうと思った。
その時まな板選びの基準にしたのがおおよそ以下のことだった。
- 木材である
- 削り直しに対応している
- 予算、なんとなく5000円以内で買える?
削り直しは製造・販売の会社がしなくてもいいのかもしれないが、そこが対応してくれるのであれば、削り直しを前提に商品が作られていることは明確。
それに近所に削り直しをしてくれるお店をしらないというのもあって、この条件を満たすところを探していた。
予算は、自分で買ったことがないので、いろいろ見ながら最終的に決定。木材の種類で値段が変わっていたように思う。ヒノキはそれなりにお手頃だった。ちなみにこのときは4000円くらいだったけど、その後値上がりしているみたい。
1年半ほど使って、反りが出てきた。包丁の傷や、黒ずみは前からあったのだけど使用に問題はなかった。反りがでると流石に使いにくく、削り直しに出すことに決めた。
「お色直し」というのは多分この無垢材の四国加工が独自に使っているんだろうと思う。削り直しのことだ。
今回、送付して1週間ほどで加工が終わり帰ってきた。
帰ってきたまな板。 |
ビフォーの写真を撮ってなかったので単なる新品のまな板が写っているようにしか見えない・・・
でも黒ずんで、包丁の傷だらけで、反っていたまな板が、こうなって帰ってきた。
ほのかにヒノキの香りも復活し、びっくり。
そして反りがなくなって、切りやすい!
それが一番うれしかった。
仕事がちゃんとしているだけでなく、メールでの対応も丁寧・適切でとても安心して待っていられた。それも嬉しかった。嬉しく待っていられた。
また1年、2年経てば反りが出てくるかもしれない。そのときにはお願いしたい。
購入から1年以上経って、またこれを選んでよかったと思えた。
こんなふうに道具をていれしながらちゃんと使っていけるのは、carapaceをやっているおかげだと思う。carapaceの製品を丁寧に扱うという意味だけではない。carapaceはそもそもcarapaceという事業を長期間続けていくということを考えながらやってきた。革の加工をするにも、長く使える道具を選び、ちゃんと使いやすくていれしながら使っていくということが重要だということを、少しづつ学んできた。ていれできるようなしっかりした道具が、ていれされているということが重要で、道具がよくても手入れが不十分だととても使いにくい。
生活全般の道具を、長い時間のことを考え、適切に使っていけるようになってきた。
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◯開催中(単発参加可能):吉本隆明『言語にとって美とはなにか』ゼミ第3シリーズ 全13回
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