描いて合評するデッサン会レポート9(2019/06/29開催分)

2019年6月29日土曜日

絵画

開催しました。

6月で、このデッサン会を始めてから半年が過ぎました。来てくださる方にも恵まれて、わたしも描くのが楽しくて、やってよかったなぁと思ってます。

この2−3年間、絵はある程度描いていましたが写真から描くことがほとんどでした。今年はこの10年ほどで一番実物を見て描いています。

写真を見て描くことと、実物を見て描くことの違いを文章でちゃんと書こうとしてるんですが、今日は実物を見て描くことはじぶんにとって描くことが枯渇しないなにかだなと思いました。どんどん試したいことが出てくる。写真を見て描くのは写すことに近い。小学校のときの書写の時間。書写のテキストには鉛筆やペンでなぞるように書かれた薄い字があって、その字をなぞらなければいけなかった。写真を見て描くというのはそういうことに近いかもしれない。ただ、これだって上手にやろうとすれば簡単なことではない。


今日は猫を描きました。家にいる3匹の猫にモデルを依頼。いきなり動きまわる動物というのもなんなので、その前にウォーミングアップで、人体デッサン。参加してくださった方と交互にモデルやりながら描きました。結局、ウォーミングアップになったかは微妙なところ。なったとは思うんですが、最初から猫をかけばよかったかも。

人体デッサンは面白かったので、そのうち人体デッサンだけをやる日も企画したい。

【プログラム】
▶前半
・人 1分を5セットずつ
・人 5分を1セットずつ
・猫 15分を1セット
・見る時間・合評

▶後半
・猫 40分を1セット
・見る時間・合評


今回は参加者の方の絵を見るのがとても楽しかった。合評の部分です。見たときの面白さを上手く言葉にできず悔しい部分もありましたが、今までとちがった部分で絵に入り込んで行けたなと思います。具体的には描く人の視点を今までより見ていけました。

人の絵を見ることで自分の描き方というのも明らかになっていって、特に人のデッサンに関しては、結構固定観念があるなと思いました。大学授業でやっていたこと、教えられたことを、やっているところがある。もう一度考えなおしてみよう。

やっぱり猫が「動く」というのは今までこのデッサン会で描いたものとの大きな違いで、動くということをデッサンの中で(描くということの中で)どう捉えればいいのか今も考えさせられています。今日の湿度でなんとなく思考がすすみにくく・・・今は結論はでないのですが、なにかこのことに関して考えがまとまったらその時に書きます。

今日の自分の絵は、毎回のことですがもっとやりたいことが出てくるので、あ、でも今日はなんか特に悔しさもでてきたりもして、どんどん描いて行きたくなってます。

次回は7月13日(土)です。
開催時間を30分早めました13:30からです。詳細はこちら


こちら、後半の40分で描いたものです。