夏場に使わない革製品の梅雨時期の地味な革のカビ対策。実験中。

2020年6月16日火曜日

CARAPACE

高温多湿。
梅雨の雨の多い時期と秋のまだ暑い時期の長雨は革製品にとって過酷。
カビが生えやすい。

それでも頻繁に使っていれば、うちの湿度だとほぼ生えない。(トイレで使っているスリッパはさすがにカビました、詳細はこちら
ただ、CARAPACEをやっているということもあって、ディスプレイ用・お客さん用などがあるのでこの辺が毎年気になるところ。


去年は梅雨時期にお客さん用の革のスリッパにカビをはやしてしまった。
今年はどう対策しようかと検討。

ちなみに条件はこんなかんじ。
  • 暑いので使用頻度が下がっていた。
  • 設置場所は玄関。吊るしていた。ドアを開けっ放しにすることも多く、多湿。エアコンなし。
  • ドアをあけても風が通りにくい。
対策として検討したのは以下の3つ。
  1. ほとんど使わないので2階などの湿度が低そうなところに設置場所を移す。
  2. 一度丁寧に表面を掃除した上で、秋までしっかり押入れなどに収納。
  3. 場所はそのまま。頻繁に手入れをする。
最初検討したのが1と2。
どちらも履かないからほったらかしにするという前提で考えられた案。
つまり、ほったらかしてカビを防ぐにはどうすればいいのか。

1に関しては良い設置場所がみつからない。やっぱり2階などにスリッパが何足も吊ってあるって変。

2に関しては、博打感が高すぎてちょっと・・・。
万一条件が悪ければ秋にカビびっしりのスリッパを発掘することに。


採用したのが3。
ほぼ使わないけれど、いつ誰か来ても履いてもらえるようにしときたい。でも現実的にはほぼ履かないので、履かないぶんをていれで穴埋めすることに。
放置してなんとかしようとするのもあまりいい考えではなかったなと途中で思うように。ていれできないのなら、数を減らすとかそういうことを考えたほうがいいのかもしれないなと考えています。


思い立ったが吉日。ということで早速洗って天日干し。


革は、湿度があがっても表面が汚れていなければカビはつきにくいです。
汚れを取るのは基本のカビ対策のひとつです。
CARAPACEの革は未使用のものなら、湿度があがってもカビたことはなし。

今後の計画としては、長雨のあとの晴れの日にはなるべく干すということを続けていこうと思っています。毎回やるかわからないけど、同時にホコリを拭いたりなんかもすると思います。

それでカビは防げるのか見ていきます。あと、手間はどんなかんじか。
完全に防ぐというのは無理かもしれないのですが、この方法だと裏に生えたカビにも早く気づくのでいいんじゃないかと思ってます。


カビって少し生えたからといってその革製品がすぐにダメになるってことはないんだということは何年も革を使ってきてわかってきました。すくなくともCARAPACE製品に関してはそう思っています。もちろん生えないほうがいいんですけど。でも、絶対に生やさないようにするぞ!!ってするよりは、心地よく使い続けられるところを探していけたらいいんじゃないかと思ってます。


手入れ作戦はどうなったか、梅雨明けごろにどうなったか報告できればいいな。

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2019年6月1日発行雑誌「言語6」に寄稿文が掲載されました。