三種類の大豆を植えくらべる。去年収穫した大豆・よつ葉の大豆(食用)・一晩水に浸したよつ葉の大豆(食用)。

2015年5月2日土曜日

まるネコ堂 食べ物


豆を煮ています。

今日はGWにぴったりの七輪納豆作り。そして、大豆の種まきもした。

ぴったりというのは天気がちょうどいい。
火を燃やしていても暑すぎないし、
寒くないから納豆発酵の温度管理もらく。
本職の納豆職人がいつの時期を好むかは知らないけど、
家で作るならこの時期が一番納豆に最適だと思う。

といっても、かなり多くのことは春から初夏にやるのが適していて、
秋から冬にかけてはその余波で生きてるのかもしれない。
種まきとか、今年はこれをやってみようと決めた気持とか、
そのために買ってしまった道具だとか。


大豆の種まきの下準備に、
苗を買っていたナスと唐辛子系3種類の植え付けをした。

ナス。
育てるのが難しいと聞いたから敬遠してたけど今年は挑戦。
草刈りが適当でどこに生えているかわかりにくいけど、
万願寺とうがらし、ピーマン、とうがらし。
下準備というのは、育苗ポットを開けるため。
4つ苗を植えたら4つ育苗ポットが空くのでそこに種を植える。

今日は種を3種類用意した。

左、よつ葉の大豆(北海道産)。一晩水につけたもの。
真ん中、同じくよつ葉の大豆。乾燥のまま。
右端、去年うちで収穫した大豆。
ゼミで読んでいる「日本の歴史をよみなおす」
日本の金融の起源として出挙について書かれていた。
出挙は、稲作と結びついており、最初に穫れた初穂は神に捧げられますが、それは神聖な蔵に貯蔵される。(略)この初穂は、次の年、神聖な種籾として農民に貸し出される。収穫期が来ると、農民は蔵から借りた種籾に、若干の神へのお礼の利稲(利息の稲)を付けて蔵に戻す。(略)
利稲はふつうは五割で、私出挙でも、国家は利息を元本の倍以上取ってはいけないという規制をしきりにしています[55-56]
なんでこれを思い出したかというと、
最大100%というお金で言えばぼったくり的な利息が、
農産物であれば容易に成立するなということをこの種を見てあらためて実感したから。
この中で1つでも発芽し育てば、
利息は十分に返せて、家で食べるぶんもそれなりに収穫できる。

「規制をしきりに」というのも面白く、
きっとそれ以上の利息で貸し借りは成立したんだろう。





今年、楽しんでいるのは栽培用の種を買ってこないで種まきをすること。

去年うちで収穫した大豆と、
よつ葉で買った大豆を使う。これは今日の納豆作りに使った大豆。

大豆は水に一晩つけてから植えるべき説とそのまま植えるべき説があって、
どっちがいいかわからなかったので両方用意した。
といっても漬けたのは納豆のために水に浸しておいたのを使っただけ。
どっちが発芽率がいいだろうか。
そもそも発芽するだろうか。

右上の4つの育苗ポットがうちで収穫した大豆。
左下のポットと木の箱が水に浸したよつ葉大豆。
右下の木の箱がそのまま植えたよつ葉大豆。
(左上は少し前に植えたオクラ)
こうやってブログに記録しとくと、
どこになにを植えたかが参照できていい。