『不思議の国のアリス』ゼミ

2015年3月6日金曜日

催し

このブログでもちょくちょく話題に登っていたゼミ

初めて参加者を募って「アリスゼミ」を開催することになりました。
案内を書こうとしたがなかなかで、結構大きなものをゼミに掛けているんだなと感じています。

ゼミ面白いです。
「とにかく来てください!」と言いたくなるのを抑えてなんとか書いた案内文。
今、私にはゼミはこんなふうに見えてます。

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ゼミはある著者の考えたこと・見た景色を文字を通して知ろうすること。

それを自分の経験から行なう。

『被抑圧者の教育学』ではブラジルの教育者の話を読んでいるはずなのに、自分の被抑圧的側面について考え始めた。『日本・現代・美術』を読む今は、芸大にいた時の経験が重くのしかかる。

自分の実生活との繋がりを見ることで本を読み解こうとしてきたように思う。

本を読むというのはゼミを始めるまで、読んだことを自分で解釈して自分のわかる範囲内に都合のよいピースとしてはめ込んでいくということだった。それが、自分の経験を使ってなんとか著者の見た景色を必死に知ろうとするということに変わってきた。それは、自分の経験を投げ出してかかっていくというのが危険な行為で、時には今まで立っていた場所を失ったりもする。

筆者の見た広大な景色をちょっとでも垣間見たい。そこに持っていけるのは今まで自分が見たこと、聞いたこと、経験したこと。

進めなくて立ち止まっていても隣でこっちなら見えそうだよと仲間の呼ぶ声がすることもある。
こっちからは見えそうなんだけどと話すと、一緒に見てくれる仲間がいたりすることもある。

ゼミメンバーを近くに遠くに感じながら、歩いて行く。
『不思議の国のアリス』を書いたときルイス・キャロルはいったい何を見ていたんだろうか。


『不思議の国のアリス』ゼミ
日程  2015年4月25日(土)
     前半10:00~12:00
     (昼食、用意します)
     後半14:00~16:00
     (夕食、用意します) 
参加費 5,000円(お昼ごはん代・夕食込)
場所  まるネコ堂(京都府宇治市五ケ庄広岡谷2-167)
定員  4人(他、定期メンバーが加わります)
お申し込みは「まるネコ堂」ホームページよりお願いします。
 ※他のメンバーの案内文も掲載されています。

参加者は本を読んできてください。
どの訳でも構いませんが、これから購入されるのであれば、
新潮文庫版をおすすめします。
参加者は各回レジュメ(A4、最大2ページ)を提出できます(任意)。
形式自由。内容は過去の資料を参考にしてください。例『モモ』

注意:猫がいます。ゼミ中は会場には入れませんが、普段は出入りしています。アレルギーの方はご注意ください。