新(あらた)にイヤイヤ期到来か。言葉の世界へ。

2020年5月3日日曜日

子どもとの生活

第0回、まるネコ堂芸術祭が終わった。そのことは別に書きたいけれど、芸術祭の1日前から新のパワーが爆発した。

おそらくこれがいわゆるイヤイヤ期なんだろうと思う。

やれることが増え、やりたいことに固執することができるようになった。
そして、彼のやりたいこととわたしの都合がうまく合わないことがそれなりにある。

例えば、冷蔵庫から卵を出してくることを新はとてもやりたくなった。でもこちらとしては卵はおもちゃではなく食べ物なので、あまり遊んでほしくはない。だから止める。とめられるのはイヤ。イヤイヤ。

そして何度も卵のことを思い出し、止められる。イヤイヤ。

別にやりたいことがやれればごきげんだ。そうなんだけど、やっても大丈夫なことばかり新が思いつくわけではないので、やっぱり何度もイヤイヤになってしまう。


大変といえば大変だけど、嬉しかったりもする。

冬に葉を全部落とす木が、春になると芽を出し、葉をしげらせる。
冬の間は生きているのかすら心配になるけれど、だんだん小さな芽が見えて膨らみ、緑色の葉がでるとあっという間に茂っていく。

新はそういう感じで成長する。徐々にというより、突如成長が吹き出す。
この「やりたいやりたい」という突如吹き出した猛烈なパワーは、ずっとずっと長い間水面下で培ってきたものだと思う。その長い時間を彼はいろんなことをして過ごしてきた。わたしもその一部を一緒にすごして来れたことをこのパワーをみるととても嬉しく思う。

人間は普通にいきていれば成長するんだろうけど、やっぱりそうなるまでは見えないものがこうやって現れているというのは感激だ。一気に葉が茂った。

イヤイヤ言い始める、前日に、ほとんど人の口真似をしなかった新が急にたくさん口真似をやり始めた。まだ3日前だ。「ぱらぱら」「ジー(虫の声)」。

今日もたくさん口真似をしている。
「ここ入れて」「だっこんぐ」。

質問に、首を立てにふったり、横にふったりする。これもこの2-3日で急にはっきりし始めた。

言葉の世界が本格的にはじまろうとしている。
この成長と言葉はなにか関係がありそうだと思う。


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2019年6月1日発行雑誌「言語6」に寄稿文が掲載されました。