今日は絵も描いたが、今描いているときに考えていることをちょっと力をかけて時間をかけて文章にした。
それがなんになるのか、書く前にはわからなかったが、今の状況を書くだけでその状況の先に進めるようなことがある。状況を書くのはそれなりに大変だ。簡単に書けることだけを書いてしまっては意味がない。だから、それなりに力も時間も必要になる。
可能性を残せないこと、あるいは可能性を潰してしまうことへの恐れをずっと感じている。描き進めていったときにもっと「こうしたい」と明確にわかることがある。もうその時にはそのように描くことは不可能だということが必ず起こる。その下準備を絵の中に入れ込みながら描き進めていなかったということがわかる。それを恐れて進みづらくなっている。
この恐れは一様にネガティブにもポジティブにもとれない。
恐れるからこそ、調べようとすること、細部にまで目をつけようとすることができる。
同時にやりすぎると進めない。
あきらめと勇気も必要になる。
できる限りのテストは本番のキャンバスに入る前にするが、本番だと思いながらやったときにはじめて出てくることもある。
今描いている絵はほぼほぼ芸術祭に出品する、そのつもりで描いているが、完成して展示したとしても、きっと「もっとこうしたい」、「ここは失敗した」と思うところが出てくる。それはおそらく次の作品で取り組んでいく。そういう意味で芸術祭は「中間報告的な場」であるし、絵についてはいつまでも中間報告を続けていくかもしれない。
詳細準備中。4月初旬に発表予定。
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■ 大谷美緒の催し&お知らせ ■
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◯【3−4月の展示】肖像画展ー小さい肖像画1点と絵本1冊。
◯6月17日~6月21日 言葉の表出、夏合宿2021
◯開催中(単発参加可能):吉本隆明『言語にとって美とはなにか』ゼミ第3シリーズ 全13回
◯第1回まるネコ堂芸術祭準備中
◯革と帆布のキャラペイスー大谷隆と共同運営
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