尾崎紅葉、島崎藤村、夏目漱石、横光利一、谷崎潤一郎などをこの2−3ヶ月読んでいる。
たくさん読んでいるわけではないけれど、ずっとなんとなく気にしているという程度には読んでいる。
そうすると、考え事が明治〜大正文学風になってきた。
頭の中で、なんとなく硬い男の人が喋っている。
語尾が明治文学。
かっちりしている。おちついている。思慮深い。
多少、初期の谷崎潤一郎が、軽さでバランスさせてくれる。
有名古典を読んでいる。
この時期の文学者はたいがいインテリといっていい。
彼らの影響を受けてそんなに悪いことはないだろう。
しかし、頭の中に現れる明治のセピアなくすみと、重厚感に時々苦笑する。
頭の中の声を聞きながら、これで話は現代的に通じるのだろうかと問答してしまう。
逆にわかったのは、ライトなネットの読み物ばかり読むと、ライトな思考になるということ。
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