雑誌「言語7」、おもしろかったよ。

2020年4月29日水曜日

雑誌「言語7」、発刊されました。

【678】雑誌『言語7』出来ました。(まるネコ堂ブログ)

早速買いました。

できあがってからまだ読んでませんが、実は掲載の小説2本は機会があって以前に読ましてもらっています。

【小説】「二月末の断層」大谷 隆 を少し紹介。

これは普通に感動しました。彼の前作「これってさ」とは随分違う雰囲気。普通に感動したい人にもおすすめできる。

2020年4月がどんな日々なのかをまだ知らなかったときの、あの空気がのこっています。

小説なので、ドキュメンタリーではないんですが、振り返ってあの時を書くというスタイルではなく、その時の今を書くというスタイルは、ドキュメンタリー的な側面が強烈に効いてきます。判断が正しかったとか間違っていたとかそういうことではなく、なにか必死に、答えを知らないままで考え続けようとしていることが、せつなくいとおしいのかもしれません。
是非、是非読んでみてください。

ちなみに、送料は何冊でも200円だそうです。

せっかくなので宣伝すると、「言語6」にはわたしの文章も掲載されているので、是非是非そちらもご一緒に!

注文はこちらのサイトでできます。
雑誌「言語」:https://gengoweb.jimdofree.com/

追記:2020年5月19日にfacebookに投稿したもの。

完成早々購入したものの、全然読む暇がなくやっと読みました。小説2本はどちらもおもしろかった。

ー【寄稿・小説】「解放戦線」中月有次
以前、横書きのものを読んでいたけれど、冊子で縦書きになると会話のテンポ良さが更におかしく気持ちいい。よくこんな会話書けるなーと今回も思った。ちょっとゾクッとする。

ー【小説】「二月末の断層」大谷 隆 
やっぱり普通に感動する。不安定な日々を、ものすごい筋肉でなんとか書ききったというか、綱渡りだけど力強いというか。言葉というものがもともと持っている音やそのリズムを意識するから書けるものがあるんだろうということを久々に読んで実感した。
これわたしも実名ででてくるけど、自分だってことがあんまり気にならないのもいい。なれただけかな。

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 ■ 大谷美緒の催し&お知らせ ■
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〇【定期開催】デッサン会
https://mio-aqui.blogspot.com/2020/04/blog-post_89.html

○5月2日、3日:第0回 まるネコ堂芸術祭

○7月28日ー8月1日:言葉の表出、夏合宿2020
https://mio-aqui.blogspot.com/2020/01/2020_28.html

2019年6月1日発行雑誌「言語6」に寄稿文が掲載されました。